根岸町(読み)ねぎしまち

日本歴史地名大系 「根岸町」の解説

根岸町
ねぎしまち

[現在地名]横手市羽黒はぐろ町・城南しろみなみ町・城山しろやま町・根岸町・もと町・城西しろにし

千手せんじゆ沢(清水しみず沢)で南の羽黒町と接し、東は朝倉山とその南側の上野台こうずけだい町、西は横手川。寛文九年(一六六九)横手絵図面(横手郷土史資料)に、本丸の南直下から西の横手川のほうへ延びる土塁とその外側にある内堀の南に上根岸町小路かみねぎしまちこうじ(明治一四年の「郡区町村一覧」で上根岸町、現羽黒町・城南町・城山町・根岸町)三四戸、その北に下根岸町小路(同書で下根岸町、現城山町・根岸町・本町)一八戸がみえ、北は搦手口土塁、北西は土塁とその外側の内堀で下内しもうち町と境をなす。享保一三年(一七二八)横手城下絵図(秋田県庁蔵)に上根岸町・下根岸町の町名、町の長さのほか、下根岸町の北西端、土塁の内側に戸村十太夫家来の住む小路(町名なし)の長さ七四間がみえ、享保一五年の「六郡郡邑記」に、上根岸町一二五間余、下根岸町一六八間余、下根岸の内陪臣町七四間とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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