デジタル大辞泉
「枯草」の意味・読み・例文・類語
こ‐そう〔‐サウ〕【枯草】
1 枯れた草。枯れ草。
2 藤原行成が創出したという16体の書法の一。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
かれ‐くさ【枯草】
〘名〙 (「かれぐさ」とも)
※
太平記(14C後)七「
剣戟(けんげき)の日に映じて耀きける
有様は、暁の霜の枯草
(カレくさ)に布
(しけ)るが如く也」
こ‐そう ‥サウ【枯草】
〘名〙
① かれた草。かれくさ。
※
サントスの御作業(1591)一「タキギ ノ タメニ
cosǒ
(コサウ) ヂンナイ ナド ヲ ヒロイ」 〔
駱賓王‐蛍花賦〕
② 藤原行成が作ったといわれる十六体の書法の
一つ。
※
異制庭訓往来(14C中)「大納言藤原行成卿作
二往還〈略〉枯草、
落石〈略〉等十六之図
一也」
かる‐も【枯草】
〘名〙 枯れた草。かれくさ。
※
夫木(1310頃)二七「秋の野のかるもがしたに月もりてならびふす猪の
かげもかくれず〈関白忠通家三河〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報