デジタル大辞泉
「本郷新」の意味・読み・例文・類語
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本郷新
ほんごうしん
(1905―1980)
彫刻家。北海道札幌生まれ。1928年(昭和3)東京高等工芸学校彫刻部を卒業、国画創作協会に新設された彫刻部に出品、1934年会員となった。1939年、佐藤忠良(ちゅうりょう)、舟越保武(やすたけ)らと新制作派協会彫刻部を創立し会員となった。戦没学生記念像『わだつみのこえ』などモニュメンタルな造形を志向し、木彫も手がけた。パリ、アントワープなどの国際彫刻展にも出品し、日本国際美術展優秀賞、日本平和文化賞などを受賞した。作品の多くは本郷新記念札幌彫刻美術館に収蔵されている。
[三木多聞 2017年1月19日]
『本郷新著『彫刻の美』(1980・中央公論美術出版)』▽『匠秀夫監修『本郷新彫刻集』(1981・求龍堂)』
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本郷新
ほんごうしん
[生]1905.12.9. 札幌
[没]1980.2.13. 東京
彫刻家。 1928年東京高等工芸学校卒業。高村光太郎に師事し,以後国展に出品。 29年頃から仏像研究を始め,一方,ロダン,ブールデル,マイヨールらの西欧の巨匠の作品に強く刺激される。 34年国画会会員となったが 39年退会し,舟越保武らと新制作協会彫刻部を設立。この頃から記念碑的な彫刻理念に基づく現代彫刻を志向し,また平和運動に積極的に参加して 52年『わだつみのこえ』 (立命館大学) を完成,日本平和文化賞を受賞。数々の美術賞の選考委員をつとめた。主要作品『嵐の中の母子像』 (広島) ,『風雪の群像』 (旭川) ,『石川啄木』 (函館) 。
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本郷新 ほんごう-しん
1905-1980 昭和時代の彫刻家。
明治38年12月9日生まれ。高村光太郎に師事。国画会をへて,昭和14年新制作派協会彫刻部創設に参画。おおくのモニュメントを制作し,戦没学生記念像「わだつみのこえ」で28年日本平和文化賞受賞。昭和55年2月13日死去。74歳。北海道出身。東京高等工芸(現千葉大)卒。作品はほかに「氷雪の門」など。
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