朝青龍明徳(読み)アサショウリュウアキノリ

デジタル大辞泉 「朝青龍明徳」の意味・読み・例文・類語

あさしょうりゅう‐あきのり〔あさシヤウリユウ‐〕【朝青龍明徳】

[1980~ ]力士。第68代横綱モンゴル出身。本名、ドルゴルスレン=ダグワドルジ。平成15年(2003)モンゴル出身力士では初の横綱に昇進した。優勝25回。平成22年(2010)引退。→第67代横綱武蔵丸 →第69代横綱白鵬はくほう

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「朝青龍明徳」の意味・わかりやすい解説

朝青龍明徳
あさしょうりゅうあきのり
(1980― )

第68代横綱。9月27日、モンゴルのウランバートルに生まれる。本名はドルゴルスレン・ダグワドルジ。小・中学時代から柔道モンゴル相撲などで活躍した。中学6年生のときに日本の明徳義塾(めいとくぎじゅく)高校(高知県)に転校。若松部屋(現高砂(たかさご)部屋)に入門し、1999年(平成11)初場所で初土俵。2000年新十両。2001年、12場所目で新入幕、14場所目で新三役への昇進と史上最速タイ記録をつくり、2002年には、所要22場所の新記録で大関に昇進。同年九州場所において幕内初優勝。2003年初場所にも優勝し、第68代横綱に昇進した。

 得意手は突っ張りと右からの下手投げ。2005年の九州場所で史上初の7連覇と年6場所の完全制覇を達成、またこの年の年間勝ち星を84とし、北の湖の記録(82勝、1978年)を27年ぶりに更新した(2009年に白鵬(はくほう)が86勝をあげて記録は更新された)。2010年2月引退。幕内優勝25回、幕内通算成績596勝153敗76休。父はモンゴル相撲関脇(せきわけ)。兄のスムヤバザルはオリンピック・アトランタ大会、シドニー大会のレスリング競技のモンゴル代表選手である。

[大下勇次]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「朝青龍明徳」の解説

朝青龍明徳 あさしょうりゅう-あきのり

1980- 平成時代の力士。
1980年9月27日モンゴル,ウランバートル生まれ。平成9(1997)年来日。若松部屋(現高砂部屋)に入門,11年初土俵。12年十両。13年入幕。14年秋場所大関。同年九州場所,翌年初場所と連続優勝し,68代横綱となる。22年25回目の優勝をはたした初場所中におこした暴行問題のため引退した。幕内成績(55場所),596勝153敗76休。明徳義塾高卒。本名はドルゴルスレン-ダグワドルジ。

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