有り有りし(読み)アリアリシ

デジタル大辞泉 「有り有りし」の意味・読み・例文・類語

ありあり・し【有り有りし/在り在りし】

[形シク]
事実そのままらしい。ありのままである。
「心深く大人のやうにおはすれば、―・しうは世にのたまはじ」〈宇津保・楼上下〉
当然あるべきさまである。望ましいさまだ。
「―・シイていデゴザル」〈日葡
いかにも本当らしい。
「―・しく言へば、若気ゆゑまことと思ひ」〈信長公記一二

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android