暇をやる(読み)ひまをやる

精選版 日本国語大辞典 「暇をやる」の意味・読み・例文・類語

ひま【暇】 を やる

咄本醒睡笑(1628)一「あすはとく起ききたり、門をたたけとひまをやりぬ」
※浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)中「主従の縁も是かぎり〈略〉三人寄て分てとれ隙(ヒマ)をやる」

いとま【暇】 を やる

妻や召使いに対して、夫婦や主従の関係を断ち切る。ひまをやる。いとまを出す。離縁する。解雇する。⇔いとまを取る。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「暇をやる」の意味・読み・例文・類語

ひまをや・る

暇を出す1」に同じ。「盆暮れに―・る」
暇を出す2」に同じ。「家庭教師に―・る」

いとまをや・る

使用人などに対し、関係を断つ。ひまをやる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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