普天間(読み)フテンマ

デジタル大辞泉 「普天間」の意味・読み・例文・類語

ふてんま【普天間】

沖縄県宜野湾市北東部の地名琉球古神道の神と熊野権現を合祀した普天間宮(琉球八社の一つ)の門前町として琉球国時代から栄えた。明治初期に郡役所が置かれ、戦後は宜野湾市の中心地として発展第二次大戦末期、普天間の南西に隣接する地域に、米軍普天間飛行場が建設された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「普天間」の意味・わかりやすい解説

普天間
ふてんま

沖縄県沖縄島中部,宜野湾市の中心市街地の一つ。第2次世界大戦前は県の出先機関,地方事務所などが置かれ,沖縄中部の中心地として発展。500年の歴史をもつ普天間宮があり,境内奥の本殿がある広い石灰洞鍾乳洞)とともに,霊地として住民尊崇されている。アメリカ海兵隊の飛行場はじめアメリカ軍用地やアメリカ人の住宅が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報