春日居[町](読み)かすがい

百科事典マイペディア 「春日居[町]」の意味・わかりやすい解説

春日居[町]【かすがい】

山梨県中部,東山梨郡の旧町。甲府盆地北部の山地斜面と笛吹川沖積地を占め,中央本線が通じる。モモ,ブドウ多産プリンスメロン,コイ養殖も知られる。南部には温泉が多い。2004年10月東八代郡石和町,御坂町,一宮町,八代町,境川村と合併し市制笛吹市となる。13.77km2。7123人(2003)。

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世界大百科事典 第2版 「春日居[町]」の意味・わかりやすい解説

かすがい【春日居[町]】

山梨県中央部,東山梨郡の町。人口6861(1995)。南東部を笛吹川が流れる。甲府盆地北部を占めるこの一帯は,近年,桃とブドウの果樹園が広がり,従来の水田桑園の土地利用は一変した。さらに1965年温泉が湧出し,果樹園とあわせて〈果樹温泉郷〉として観光地化が進んでいる。また水質の良さをいかして古くから養鯉が行われ,近年は食用ゴイとともに観賞用コイの飼育が盛んになっている。古代に初期の甲斐国府が置かれた地で,国分寺ないし国分尼寺跡とされる寺本廃寺跡がある。

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