明野町(読み)あけのまち

日本歴史地名大系 「明野町」の解説

明野町
あけのまち

面積:四六・九八平方キロ

郡南部に位置し、東は真壁町、南は筑波郡筑波町、西は下妻市・関城せきじよう町、北は下館市協和町に接する。町の東端桜川、西端を小貝こかい川が流れ、周辺は沖積平野となり、中央部は洪積台地となっている。町の中心は下妻街道・筑波街道が交差する海老えびしまにあり、商店や役場などが集中する。主要産業は稲作を中心とする農業で、村田むらた地区では施設園芸、大村おおむら地区の台地では葉煙草栽培、上野うえの地区で養豚が行われている。

明治二二年(一八八九)町村制施行により大村(有田・海老ヶ島・中根・山王堂・倉持・田宿・松原の各村が合併)村田(新井新田・吉田・竹垣・古内・大林・吉間・下川中子・内淀・鍋山の各村が合併)上野村(中上野・赤浜・向上野・福岡新田・寺上野・東石田の各村が合併)鳥羽とば(鷺島・海老江・東保末・筑地・高津・成井の各村が合併)長讃ながさ(押尾・宮山・宮後・源法寺・上西郷谷・猫島の各村が合併)が成立し、昭和二九年(一九五四)一月大村が大村町となり、同年一一月に同町と村田・上野・鳥羽・長讃の四村が合併して明野町となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報