精選版 日本国語大辞典 の解説
さ‐おとめ ‥をとめ【早乙女・早少女・五月少女】
〘名〙 (「さ」は接頭語)
① 田植えをする少女。田植え女。《季・夏》
② おとめ。少女。
③ 花田植え、大田植えなどの田植え行事や、各地の神社の田植え神事で、それに奉仕するおとめ。田の神に仕える聖なる女性としての印象をとどめる。川柳では特に、大阪市住吉区の住吉神社の御田植祭に奉仕した泉州(堺市)の乳守(ちもり)の遊女をいう。
※雑俳・柳多留‐六五(1814)「うかれ女も早乙女となる神事也」
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