新建(読み)しんだち

精選版 日本国語大辞典 「新建」の意味・読み・例文・類語

しん‐だち【新建】

〘名〙 新しく家などを建てること。また、その家。新築。しんけん。しんだて。
※俳諧・春慶引‐安永四年(1775)「新建やつばくら通ふ二三軒〈大魯〉」

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日本歴史地名大系 「新建」の解説

新建
しんだち

[現在地名]佐倉市並木町なみきまち

古新建ふるしんだち南東に位置する城外の侍屋敷地で、台地上に立地。土井利勝時代には侍屋敷一〇区画があった(「佐倉城絵図」鷹見家蔵)。大久保忠朝時代にも侍屋敷(「佐倉絵図」小田原市立図書館蔵)。稲葉正知時代には侍屋敷が建並び、大通りである海隣寺かいりんじ海道路地とによって長方形に囲まれた屋敷地は表丁屋敷裏おもてちようやしきうらといわれた(古今佐倉真佐子)。松平乗邑時代には海隣寺曲輪の一部で、侍屋敷・空地があった(「佐倉城絵図」篠丸家蔵)。堀田正愛時代には侍屋敷四軒に伊沢二氏・須藤氏・恩田氏が住し、長屋三棟に一〇名が住した(「佐倉城絵図」佐倉市史付図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報