文化観光推進法(読み)ぶんかかんこうすいしんほう

知恵蔵mini 「文化観光推進法」の解説

文化観光推進法

2020年4月の国会可決・成立した「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案」の通称。文化についての理解を深めることを目的とする観光を「文化観光」とし、美術館・博物館、劇場・音楽ホール、神社仏閣などを「文化観光拠点施設」と位置づけて、国内外からの観光客誘致に向けて魅力の向上や受け入れ態勢整備などの促進に対して補助を行う。自治体や観光協会などが連携し、文化観光拠点施設と周辺の観光地としての魅力を高める5ヵ年程度の計画を策定し、文部科学相が計画を認めれば5000万円を上限に、施設の収蔵品の魅力向上、展示解説の多言語化、学芸員増員、Wi-Fi・キャッシュレスの整備、広報などの取り組みに対して、国が補助をする。

(2020-4-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android