損害保険料率算定会

保険基礎用語集 「損害保険料率算定会」の解説

損害保険料率算定会

損害保険業の健全な発達を図り保険契約者等の利益を保護するため、公正な料率算出することなどを目的として料率団体法に基づき昭和23年11月に設立された法人を指します。火災保険地震保険および傷害保険の料率の算出を行うとともに、関連事項の調査研究を行っています。

出典 みんなの生命保険アドバイザー保険基礎用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の損害保険料率算定会の言及

【火災保険】より

…建物の用途(住宅,一般,工場,倉庫),構造,所在地等による基本料率に危険度に応じた割増・割引がなされ,適用料率が決められる。 損害保険料率算定会が,会員である各保険会社のデータによる損害統計に基づいて〈参考純率〉(保険金にあてる部分)を算出する。各社はこの参考純率の遵守義務はないが,これを用いる場合は自社で算出した付加率を加えて営業保険料率を算出し,内閣総理大臣(金融監督庁長官に委任)の認可ないし,これへの届出を経て使用する。…

【損害保険】より

… なお,損害保険会社は,損害保険料率算出団体に関する法律(1948公布,1998改正)により,共同で損害保険料率算出団体(公正な保険料率の算出の基礎としうる参考純率等を算出する等のための団体)を設立できる。1948年に損害保険料率算定会,64年に自動車保険料率算定会が設立された。これら算定会は,〈参考純率〉(保険料率のうち,将来の保険金の支払に充てられると見込まれる部分の保険料の保険金額に対する割合で,会員による保険料率の算出の基礎としうるもの)を算出し,会員の利用に供している。…

※「損害保険料率算定会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」