精選版 日本国語大辞典 「掘・彫・刻」の意味・読み・例文・類語
ほ・る【掘・彫・刻】
[1] 〘他ラ五(四)〙
[一] (掘)
② 植物を根ごと土中から取り出す。
※古事記(712)中「其の歴木(くぬぎ)を堀(ほ)りて」
③ 埋まっている物を取り出す。また、穴の奥にあるものを取り出す。
④ (下に「聞く」を伴って) しつこく問いただす。根掘り葉掘り聞く。
※狂歌・徳和歌後万載集(1785)九「それとなく恋の糸ひく心ねをほりてきくのも蓮葉なりけり」
[二] (彫・刻)
① きざむ。彫刻する。える。
② 版木にきざんで印刷する。
※政談(1727頃)二「活板と云物調法成る者なれども、是又御当地などにては工手間掛る故、板ほるよりは却て損也」
③ 身体を針でさし、墨を入れる。入墨をする。
[2] 〘自ラ下二〙 ⇒ほれる(掘)
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