版木(読み)ハンギ

デジタル大辞泉 「版木」の意味・読み・例文・類語

はん‐ぎ【版木/板木】

木版印刷で、文字や絵などを彫りつけた木版日本では主にヤマザクラ・ツゲなどの材を用いた。彫板えりいた形木かたぎ形木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「版木」の意味・わかりやすい解説

版木
はんぎ

文字や絵などを彫刻した木版。適した用材は桜,なし,りんご,ぼだいじゅなどで,日本では主として山桜柾目を用い,必要に応じて細かい彫りの部分につげの木口を象眼し,これに書画を裏返しに張って彫る。彫板,形木ともいい,中国では古く梓 (あずさ) を用いたので梓とも呼ぶ。

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