承服(読み)ショウフク

デジタル大辞泉 「承服」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふく【承服/承伏】

[名](スル)《古くは「しょうぶく」「じょうふく」とも》相手の言うことを承知してそれに従うこと。「とても―しかねる条件
[類語]承知了承了解承諾承認承引納得同意受諾応諾許諾オーケー受け入れる聞き入れるうべなううけがうがえんずる諾する応ずる引き受ける首を縦に振るうけたまわ認める

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精選版 日本国語大辞典 「承服」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ふく【承服・承伏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「しょうぶく」「じょうふく」とも ) 承知して従うこと。納得して従うこと。また、犯した罪を認め判決に従うこと。承引。
    1. [初出の実例]「依殺害強竊盗咒詛之者重、其外或嫌疑之輩軽、〈矢田部有延擬殺害僧者云々、軽也、不承伏〉」(出典権記‐長保二年(1000)五月一八日)
    2. 「併しその西洋人の見解が尤もだと承服(ショウフク)することは出来ない」(出典:妄想(1911)〈森鴎外〉)
    3. [その他の文献]〔諧史〕

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普及版 字通 「承服」の読み・字形・画数・意味

【承服】しようふく

納得する。

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