手鞠・手毬(読み)てまり

精選版 日本国語大辞典 「手鞠・手毬」の意味・読み・例文・類語

て‐まり【手鞠・手毬】

〘名〙
① 丸めた綿を心(しん)にし、上を色糸でかがったまり。これを歌にあわせてついて遊ぶ。現在はゴム製のものが多い。《季・新年》
長秋記‐保延元年(1135)三月二七日「其東間置宮御料遊具等手鞠銀枝、小車鶴舞、有蓋小車、作馬等類也」
風俗画報‐一三二号(1897)遊芸門「童男童女とが尤も楽み喜ぶものは紙鳶(たこ)歌留多追羽子、手鞠(テマリ)なり」
② =てまりばな(手鞠花)〔多識編(1631)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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