童女(読み)どうにょ

精選版 日本国語大辞典 「童女」の意味・読み・例文・類語

どう‐にょ【童女】

〘名〙
女の子ども。少女。めのわらわ。どうじょ。
※続日本紀‐天平一四年(742)正月壬戌「訖更令少年童女踏歌
② 成人しないうちに死んだ女子法名につける語。
考信録(1774)二「他門には俗家の法名の下に、信士居士童子信女・童女等の称を附す」

わらわ‐め わらは‥【童女】

〘名〙 女の子ども。少女。めのわらわ。どうにょ。
書紀(720)崇神一〇年九月(熱田本訓)「大彦命異(あやし)びて、童女(ワラハメ)に問ひて曰はく」

どう‐じょ ‥ヂョ【童女】

〘名〙 女の子ども。少女。おとめ。どうにょ。
小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉前編「気量好の、立派な童男、童女(ドウジョ)も多くありました」

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デジタル大辞泉 「童女」の意味・読み・例文・類語

どう‐じょ〔‐ヂヨ〕【童女】

幼い女の子供。どうにょ。
[類語]幼子少女幼児幼女乳幼児稚児幼童小児子供女の子小娘乙女おとめ乙女子おとめご女子おなごガールギャルコギャルヤングミセスヤンママお嬢さん早乙女生娘おぼこ処女女児女子子女

どう‐にょ【童女】

女の子供。どうじょ。
「童子―の倚来よりくるを進め」〈滑・浮世床・二〉

わらわ‐め〔わらは‐〕【童女】

女の子。少女。めのわらわ。
「うばら一人―一人そへて」〈読・春雨宮木が塚〉

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普及版 字通 「童女」の読み・字形・画数・意味

【童女】どうじよ・どうによ

女の子。

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