手取り足取り(読み)テトリアシトリ

デジタル大辞泉 「手取り足取り」の意味・読み・例文・類語

あし

細かいところにまで行き届いた世話をするさま。何から何まで丁寧に教えるさま。「手取り足取りめんどうをみる」「手取り足取りして指導する」
[類語]忠実忠実まめまめしいきりきりしゃんきりりきりっと甲斐甲斐しいきびきびてきぱきしゃきしゃきはきはきすいすい忠実まめ忠実まめやか小忠実こまめ手忠実てまめ足忠実あしまめ筆忠実ふでまめ骨身を惜しまずきちんと規則正しい几帳面まじめ大まじめまじめくそまじめ愚直四角四面誠実篤実真摯至誠信実篤厚質実堅実堅気実直謹厳生一本一本気勤勉律儀義理堅い義理立て良心的ちゃんとしっかりしゃんときちんきちんきっちりかっちりがっちり規則的整然

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手取り足取り」の意味・読み・例文・類語

て【手】 取(と)り足(あし)(と)

多くの人が、力を合わせて人の手足をかかえ持つさま。また、押さえつけるさま。
※竹取(9C末‐10C初)「かなへの上より手とり足取してさげおろし奉る」
② 行き届いた世話をするさま。丁寧に教えるさま。
※謡曲・調伏曾我(1480頃)「ただまづ帰り給へとて手取り足取り誘(いざなひ)別当の坊にぞ帰りける」
③ 多くの人に妨害されるさま。
※三体詩幻雲抄(1527)「小人どもに手とり脚とり讒言せられて用られずして廃人となりはてたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報