手の内(読み)テノウチ

デジタル大辞泉 「手の内」の意味・読み・例文・類語

て‐の‐うち【手の内】

てのひら。たなごころ。「手の内に汗を握る」
勢力の及ぶ範囲内。支配下。「天下手の内に収める」
腕前。手並み。「手の内を拝見する」
心の中で考え、計画していること。「相手手の内を読む」
こじき・托鉢僧たくはつそうなどに与える金銭や米。
慈悲の―鉢にあまりて」〈浮・新永代蔵・六〉
[類語](1たなごころ手の平手の裏平手手の甲/(3腕前手並み手腕妙手手際手練凄腕技術/(4計画もくろみくわだはかりごと一計企図企画立案構想設計プランプロジェクト青写真筋書予定もくろむたくらむ策するかくする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android