憤・恚(読み)ふつくむ

精選版 日本国語大辞典 「憤・恚」の意味・読み・例文・類語

ふつく・む【憤・恚】

〘自マ四〙 (後世「ふづくむ」とも) =ふつく(憤)〔書陵部本名義抄(1081頃)〕
※大唐西域記長寛元年点(1163)五「戒日王殊に忿(フツクメ)る色無く」
史記抄(1477)一一「鞅々は心の中に怨てふつくむそ」

ふつ・く【憤・恚】

〘自カ四〙 (「ふづく」とも) 怒る。腹を立てる。ふつくむ。
書紀(720)神代上(兼方本訓)「此の神、性(ひととなり)、悪(さかな)うして常に哭(な)き恚(フツク)を好む」

ふずく・む ふづくむ【憤・恚】

〘自マ四〙 ⇒ふつくむ(憤)

ふず・く ふづく【憤・恚】

〘自カ四〙 ⇒ふつく(憤)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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