愚人(読み)グジン

デジタル大辞泉 「愚人」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐じん【愚人】

愚かな人。愚者。ぐにん。
[類語]愚者愚物痴人愚か者痴れ者

ぐ‐にん【愚人】

おろかな人。ぐじん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「愚人」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐にん【愚人】

〘名〙 愚かな人。ぐじん。
万葉(8C後)一六・三八七八・左注「右歌一首伝云 或有愚人斧堕海底而不鉄沈無一レ水 聊作此歌口吟為喩也」 〔韓愈師説

おろか‐ひと【愚人】

〘名〙 おろかな人。思慮の足りない人。ぐじん。
書紀(720)允恭即位前(図書寮本訓)「民の父(かぞ)(いろは)は斯れ則ち賢聖(さかしひとひじり)の職(つかさ)なり。豈、下愚(オロカヒト)(た)へむや」

ぐ‐じん【愚人】

滑稽本浮世床(1813‐23)初「イヤイヤ愚人(グジン)と論は無益なり。イヤしからば」 〔詩経小雅・鴻鴈之什〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「愚人」の読み・字形・画数・意味

【愚人】ぐじん

おろかな者。〔老子、二十〕我は獨り(わす)れたるが(ごと)し。我は愚人の心なる哉(かな)。

字通「愚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報