情の種(読み)なさけのたね

精選版 日本国語大辞典 「情の種」の意味・読み・例文・類語

なさけ【情】 の 種(たね)

人情根源。人情のもと
浄瑠璃・百日曾我(1700頃)道行墨絵・彩色いろいろになさけのたねを蒔き砂子
② (情をかわしたためにできたものの意) 腹にやどした情人の子。
※浄瑠璃・津戸三郎(1689)めいど物語「胎内にまき捨てしなさけのたねのみどり子に、心引かるる潮時の」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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