恵原 義盛(読み)エバラ ヨシモリ

20世紀日本人名事典 「恵原 義盛」の解説

恵原 義盛
エバラ ヨシモリ

昭和期の民俗学者 名瀬市文化財保護審議会会長。



生年
明治38(1905)年10月5日

没年
昭和63(1988)年2月10日

出生地
鹿児島県大島郡(奄美・根瀬部)

学歴〔年〕
東京物理学校予科中退

経歴
東京物理学校予科を中退し、姉の嫁ぎ先である台湾へ渡る。このとき奄美と似た習俗を目にして民俗学への興味を培う。のち刑務官となり、各地での仕事の合間に民俗学と取り組む。大島刑務支所長を務めていた昭和30年、名瀬図書館長をしていた小説家の島尾敏雄の励ましで奄美郷土研究会を発足。48年「奄美生活史」をまとめた。奄美文化財保護連絡協議会会長、名瀬市文化財保護審議会会長などを歴任。他の著書に「奄美の方言さんぽ」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android