精選版 日本国語大辞典 「心悪」の意味・読み・例文・類語
こころ‐わる・い【心悪】
〘形口〙 こころわる・し 〘形ク〙
① 心がけが悪い。心がきたない。心が曲がっている。
※発心集(1216頃か)二「いと心(ココロ)わるきしわざ哉」
※御湯殿上日記‐延徳三年(1491)五月二〇日「ちと御心わろきによりこくらくゐんめして御くすりまいる」
こころ‐あし【心悪】
〘形シク〙
② 気分が悪い。病気である。
※春曙抄本枕(10C終)二九一「いささか心あしなどいへば、常よりも近く臥して、物くはせいとほしがり」
こころ‐わろ・い【心悪】
〘形口〙 こころわろ・し 〘形ク〙 =こころわるい(心悪)
※古今著聞集(1254)五「かかるもんかうを負ふも、心わろき物におぼしめすやうのあればこそ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報