心を知る(読み)こころをしる

精選版 日本国語大辞典 「心を知る」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 知(し)

相手気持を推しはかる。気心がわかる。
万葉(8C後)一三・三二五五「処女らが 心乎胡粉(こころヲしらに) そを知らむ よしの無ければ」
読本椿説弓張月(1807‐11)前「舡人(ふなびと)の丈五丈六といふものは、心しりたる友なれば」
② 物の道理を知る。事情がわかる。
土左(935頃)承平五年二月一六日「なほかなしきにたへずして、ひそかにこころしれるひとといへりけるうた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android