後郷村(読み)うらごうむら

日本歴史地名大系 「後郷村」の解説

後郷村
うらごうむら

[現在地名]茂木町後郷・上後郷かみうらごう

九石さざらし村の東、那珂川右岸に位置し、中央を那珂川支流の行田なめだ川が東流する。当地の行田は延文四年(一三五九)一〇月九日の沙弥賢安茂木知世書状写(茂木文書)に、河又かわまた河井かわいなどといっしょに知世に実子ができない場合は養子朝音へ譲渡する分としてみえる。近世はおおむね常陸谷田部藩領。慶安郷帳では後江村とあり、田方一〇五石余・畑方二九石余。天保七年(一八三六)には田一五町九反余・畑三三町九反余(尊徳全集二三)。正徳五年(一七一五)の日光法会には壬生みぶ通鹿沼宿の増助郷役を課され、勤高一三四石(「鹿沼宿増助郷定」鹿沼市立図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android