彰化(読み)ショウカ

デジタル大辞泉 「彰化」の意味・読み・例文・類語

しょうか〔シヤウクワ〕【彰化】

台湾中西部にある県。福建広東からの移民子孫が多い。レイシブドウなどの果樹栽培が盛ん。県政府所在地の彰化市の八卦山に大仏がある。チャンホワ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「彰化」の意味・わかりやすい解説

彰化
しょうか / チャンホワ

台湾中西部の市。彰化県の県政府所在地である。人口約18万。台湾最古の都市の一つで、旧称半線(はんせん)。1723年清(しん)朝が「顕彰皇化」の意を込めて改称し、県が置かれた。東に八卦(はっか)山を望み、西約10キロメートルに清末に対大陸貿易の外港として栄えた鹿港がある。土地が肥沃(ひよく)で、米、サツマイモ、豆類のほか、バナナパイナップル、各種柑橘(かんきつ)類などの果実花卉(かき)の栽培が盛んである。また台湾中部の農産物集散地として商業も盛んであり、近年では工業も発展している。

[劉 進 慶]

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百科事典マイペディア 「彰化」の意味・わかりやすい解説

彰化【しょうか】

台湾中部の県名,市名。彰化市は県政府の所在地で台中南西方にある。台湾海峡に面する西部海岸平野を流れる大肚(たいと)渓の南岸にあり,米の集散製糖が盛ん。貿易の要衝である鹿港が近いことから,古くから商業の中心地となった。また台湾縦貫線と台中線との分岐点をなしており,交通要地でもある。人口129万6013人(2013)。

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