弘法(読み)ぐほう

精選版 日本国語大辞典 「弘法」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐ほう ‥ホフ【弘法】

〘名〙 仏語。仏の教えを世に広めること。こうぼう。
※今昔(1120頃か)一一「和尚の出づるを見て惜み悲むで泣々く止めけれども、和尚、弘法(ぐほふ)の心深きが故に不留して」 〔仏祖統紀‐八〕

こう‐ぼう ‥ボフ【弘法】

[1] (弘法大師が男色の元祖といわれるところから) 衆道(男色)をいう。
[2] 真言宗開祖空海の諡号(しごう)

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デジタル大辞泉 「弘法」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐ほう〔‐ホフ〕【×弘法】

[名](スル)仏語。仏の教えを世間に広めること。弘布ぐぶ

こうぼう〔コウボフ〕【弘法】

弘法大師」の略。

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