弁慶上使(読み)ベンケイジョウシ

デジタル大辞泉 「弁慶上使」の意味・読み・例文・類語

べんけい‐じょうし〔‐ジヤウシ〕【弁慶上使】

浄瑠璃御所桜堀川夜討」の三段目きり通称義経の正室京の君の首受け取りの上使となった弁慶が、初めて会ったわが娘の信夫しのぶを身代わりとする苦衷を描く。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「弁慶上使」の解説

弁慶上使
(通称)
べんけいじょうし

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
御所桜堀川夜討
初演
享保14.12(大坂・嵐三十郎座)

弁慶上使
べんけいじょうし

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
明治32.2(東京宮戸座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「弁慶上使」の意味・わかりやすい解説

弁慶上使
べんけいじょうし

御所桜堀川夜討

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世界大百科事典(旧版)内の弁慶上使の言及

【御所桜堀川夜討】より

…梶原方も敗走し,静は,頼朝との和解の吉相と,今様を舞う。全段の中でもすぐれているのは二段目切の〈骨つぎ〉,三段目切の〈弁慶上使〉,四段目切の〈藤弥太物語〉など。なかでも〈弁慶上使〉は,人形浄瑠璃,歌舞伎ともよく演じられる。…

※「弁慶上使」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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