底心(読み)ソコシン

デジタル大辞泉 「底心」の意味・読み・例文・類語

そこ‐しん【底心】

心の奥底。しんそこ。そこごころ。
「―には怖気おじけは満ちている」〈宙外独行

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精選版 日本国語大辞典 「底心」の意味・読み・例文・類語

そこ‐しん【底心】

〘名〙 心の奥底。底意。しんそこ。そこごころ。
浮世草子懐硯(1687)三「汝等がねがふ所あまり底心(ソコシン)から丹精を抽(ぬき)んずるゆへに納受するなり」
政談(1727頃)三「唯老中・若老中底心より人を見出す事を奉公の第一とはまり」

そこ‐ごころ【底心】

〘名〙 表面からは知ることのできない奥ふかくの心。心のそこ。したごころ。底意。
史記抄(1477)一一「底心は真実欲が深て利を好が、上つらでは名を好む者に」

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