懐硯(読み)ふところすずり

精選版 日本国語大辞典 「懐硯」の意味・読み・例文・類語

ふところ‐すずり【懐硯】

〘名〙 懐に入れて携帯できるように作られた硯。懐中硯
浮世草子男色大鑑(1687)四「懐硯(フトコロスズリ)に雫をそそぎ軒ちかき芭蕉のひろ葉に書残せし」

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デジタル大辞泉 「懐硯」の意味・読み・例文・類語

ふところ‐すずり【懐×硯】

携帯できる小型のすずり懐中かいちゅう硯。

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