平湯峠(読み)ひらゆとうげ

日本歴史地名大系 「平湯峠」の解説

平湯峠
ひらゆとうげ

上宝村平湯と大野郡丹生川にゆうかわ久手くてとの境にある峠。標高一六八四メートル。「飛騨国中案内」に久手村より平湯村まで二里八町、谷越え道筋は悪いものの、牛足には心安き通路であるとしている。「斐太後風土記」は「平湯嶺、湫峠也。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平湯峠」の意味・わかりやすい解説

平湯峠
ひらゆとうげ

岐阜県北東部,乗鞍岳北麓にある峠。標高 1684m。高山から松本にいたる国道 158号線上にあり,乗鞍スカイライン分岐点になっている。峠から東方,平湯へは急傾斜難所で,冬季には積雪も多く交通がよく途絶したが,現在は峠の下をトンネルが貫く。峠から見る新緑紅葉の山岳眺望はすぐれている。

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