新緑(読み)しんりょく

精選版 日本国語大辞典 「新緑」の意味・読み・例文・類語

しん‐りょく【新緑】

〘名〙 晩春から初夏の頃の若葉のみどり。みずみずしい葉のみどりいろ。《季・夏》
※中華若木詩抄(1520頃)中「折節に鶯が新緑のしげりたる中に、四五声鳴也」 〔白居易‐長安早春旅懐詩〕

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デジタル大辞泉 「新緑」の意味・読み・例文・類語

しん‐りょく【新緑】

夏の初めころの、若葉のつややかな緑色。また、その立ち木。 夏》「―の庭より靴を脱ぎ上る/誓子
[類語]青葉翠色すいしょく青翠せいすい万緑ばんりょく若葉木の葉枝葉草葉葉っぱ押し葉葉身葉脈葉柄葉末托葉単葉複葉葉序双葉若緑紅葉こうよう紅葉もみじ黄葉照り葉落ち葉落葉枯れ葉朽ち葉病葉わくらば松葉

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デジタル大辞泉プラス 「新緑」の解説

新緑(しんみどり)

東京都港区赤坂に本店を置く和菓子店、虎屋が製造・販売する抹茶風味の練羊羹。1957年発売。

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普及版 字通 「新緑」の読み・字形・画数・意味

【新緑】しんりよく

初夏の若葉。宋・周邦彦夏景、満庭芳〕詞 人靜まりて、烏鳶(うえん)自ら樂しむ 小橋の外 新濺濺(せんせん)たり

字通「新」の項目を見る

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