常盤橋御門跡(読み)ときわばしごもんあと

日本歴史地名大系 「常盤橋御門跡」の解説

常盤橋御門跡
ときわばしごもんあと

[現在地名]千代田区大手町二丁目

日本橋のほん(現中央区)大手前おおてまえを結ぶ江戸城外郭門で、枡形は寛永六年(一六二九)修築、門は同一三年普請。名称は常盤橋にちなむ。同橋の架橋は天正一八年(一五九〇)とされ、長さ一六間・幅六間と大規模であったことから三代将軍徳川家光の頃まで大橋と呼称された。「慶長見聞集」に「大橋」とみえ、寛永年間に家光の上意により常盤橋と改名された(御府内備考)。江戸五口の一つ日光道中への出口で別名浅草口ともいった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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