帝範(読み)テイハン

デジタル大辞泉 「帝範」の意味・読み・例文・類語

ていはん【帝範】

中国の政治書。4巻12編。太宗撰。648年成立。帝王として模範とすべき事項を記し、太宗の子(のちの高宗)に与えたもの。「貞観政要」とともに、帝王学教科書として有名。

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精選版 日本国語大辞典 「帝範」の意味・読み・例文・類語

てい‐はん【帝範】

[1] 〘名〙 天子の定めた規則。〔広益熟字典(1874)〕
[2] 中国、唐の太宗が撰して太子(のちの高宗)に与えた書。四巻一二編。貞観二二年(六四八)撰。帝王たる者の模範とすべきことを記し、「貞観政要」とともに帝王学の教科書として知られる。

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