字典(読み)じてん

精選版 日本国語大辞典 「字典」の意味・読み・例文・類語

じ‐てん【字典】

〘名〙
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉梓神子「今字典(ジテン)を見れば楚語を引きて男に在りては覡(げき)と曰ひ女にありては巫と曰ふとあり」 〔康熙字典‐序〕
※基督信徒の慰(1893)〈内村鑑三〉一「罰なる語は爾の如何なる者なる乎を知る者の字典(ジテン)に存すべき語にあらざるなり」

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デジタル大辞泉 「字典」の意味・読み・例文・類語

じ‐てん【字典】

漢和辞典漢字字典など、語の表記単位である文字、特に漢字を登録した辞書。漢字を一定順序に並べ、その発音字源意味用法などを説明する。字書字引じびき。もじてん。
[類語]字書字引辞書辞典レキシコンディクショナリー

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普及版 字通 「字典」の読み・字形・画数・意味

【字典】じてん

字書。

字通「字」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の字典の言及

【辞書】より

…ただし実際にはこのすべてを集成していないものがあり,また百科事典のように,単語の意味よりもむしろ事柄の内容を主としたものや,索引のように,たんに用例を示すだけのものをも含めていう場合もある。辞典,字書,字典,字引などともいう。
[種類]
 (1)分類配列の基準によって,(a)文字(ローマ字,漢字,仮名など)を基にして,それから発音や意味などを知りうるようにしたもの,(b)発音を基にして,それから文字や意味などを知りうるようにしたもの,(c)意味によって分類して,それから文字や発音などを知りうるようにしたもの,に大別できる。…

※「字典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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