市ノ口(読み)いちのぐち

日本歴史地名大系 「市ノ口」の解説

市ノ口
いちのぐち

[現在地名]小千谷市岩沢 市ノ口

岩沢いわさわ村の枝村。正保国絵図では「市ノ口村」高一七〇石余と記される。信濃川の湾曲により集落の上手に河水が淵をなして停滞する個所があり、絶好の船着場となっていた。「新編会津風土記」に「村より丑の方三町余にあり、十日町村の方に行く路にて信濃川の渡なり」と記す。近世には善光寺道の宿場的機能を果して、岩沢村の中心集落であった。背後の山際曹洞宗池雲山西岩せいがん寺がある。

市ノ口
いちのくち

[現在地名]飯山市大字飯山

伊勢いせ町の北に続く谷筋道沿いの集落。外様平とざまだいらから城下町への入口で番所がおかれていた。長峰ながみね丘陵南端にあたり、西山地との間のさら川の谷に沿っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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