峰輪村(読み)みねわむら

日本歴史地名大系 「峰輪村」の解説

峰輪村
みねわむら

[現在地名]松崎町峰輪

船田ふなた村の東、那賀なか川中流右岸に位置する。北から南に流れる二つの沢がある。元徳二年(一三三〇)一一月の野本のもと神社棟札に「嶺輪村」「同野本村」とみえ、野本は当地の小字名に残る。那賀郡に属し、江戸時代の初めは幕府領、元禄一一年(一六九八)に旗本真田領、文化八年(一八一一)より旗本前田領となり幕末に至る(韮山町史)。元禄郷帳によると高二二四石余。「掛川誌稿」では戸数六二・人数一八九。箕勾みのわ神社の旧社殿は現在地の上方にあり、箕勾石二個があった(増訂豆州志稿)。同社は「延喜式」神名帳に載る那賀郡の箕勾神社(小座)、「伊豆国神階帳」に載る従四位上「みのわの明神」に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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