デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小笠原登」の解説 小笠原登 おがさわら-のぼる 1888-1970 昭和時代の医師。明治21年7月10日生まれ。実家は浄土真宗円周寺。母校京都帝大でハンセン病の研究・治療にあたり,昭和16年同大助教授。ハンセン菌は伝染力がよわく,発病には感染よりも体質を重視すべきだと主張,強制隔離,断種に反対した。学会では否定されたが,現在ではその先見性が評価されている。昭和45年12月12日死去。82歳。愛知県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例