小志生木村(読み)こじゆうきむら

日本歴史地名大系 「小志生木村」の解説

小志生木村
こじゆうきむら

[現在地名]佐賀関町志生木しゆうき 小志生木・辛幸からこう

古宮ふるみや村の西、佐賀関半島の先端部近くに位置し、北は別府湾、西は大志生木おおじゆうき村。集落は狭隘な谷間を北流する小志生木川の下流域に位置し、伊予街道から当地白木しらき道が分岐する。分岐点には「右白木村 左さかのせき」の道標が立つ。集落は二つに分れ、小志生木集落が西部、辛幸集落が東部にある。天文二二年(一五五三)九月二〇日の佐賀郷関公領地検帳(早吸日女神社文書)に「こしうき分田数之事(中略)本畠三段、見上相加二町六十歩、此外やしき五ケ所あり」とみえ、元亀二年(一五七一)一〇月五日の関宮御公領廿五貫分御所務帳(関伊平文書)には小志生木分分米計二石三斗余とあり、天正一五年(一五八七)一一月一五日の関宮御公領地検帳(同文書)、同一六年九月二三日の関宮社米納帳(同文書)にも小志生木分がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android