寺山横穴古墳(読み)てらやまよこあなこふん

日本歴史地名大系 「寺山横穴古墳」の解説

寺山横穴古墳
てらやまよこあなこふん

[現在地名]斑鳩町大字法隆寺小字寺山

斑鳩町浄水場の北、丘陵の尾根西斜面中腹に現在のところ五基の横穴がみつかっている。四基はほぼ同一標高上に二―三メートル間隔に存在し、一基は斜面をやや下った所に位置している。内部の構造を知ることのできるのは一基だけであるが、両袖式玄室羨道をもつ。玄室長三・二六メートル、幅二・九メートル、高さ一・五六メートル以上、隅丸の方形を呈し、羨道長二・九二メートル、羨門幅一・〇六メートルである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報