宮沢中村遺跡(読み)みやざわなかむらいせき

日本歴史地名大系 「宮沢中村遺跡」の解説

宮沢中村遺跡
みやざわなかむらいせき

[現在地名]甲西町宮沢 東宮沢

甲府盆地南西端の標高二四〇メートルの沖積地に位置する。この地域は釜無川と笛吹川の合流地点に近く、江戸時代以降水害の記録が多く残る地区である。この水害のため明治年間に全村移転が行われた旧宮沢集落跡地の一部が調査対象となった。

発掘調査は甲西バイパス・中部横断自動車道建設に伴うもので、平成六年度に県教育委員会により行われた。調査範囲は幅三〇メートル・長さ一〇〇メートルほどで、第一面から第六面までの生活面が確認された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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