定期検査(読み)テイキケンサ

デジタル大辞泉 「定期検査」の意味・読み・例文・類語

ていき‐けんさ【定期検査】

特定工作物機器について、定められた時期ごとに、その精度安全性などの検査を実施すること。定検

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知恵蔵 「定期検査」の解説

定期検査

原発を完全に停止し、機器の検査をすることで、電気事業法第54条で1年±1カ月ごとに行うことが義務づけられている。圧力容器の蓋(ふた)を開けて燃料をすべて取り出して、漏れがないかを調べたり、各種の配管の傷、機器の機能などが点検される。この期間中に燃料交換も行われる。また、装置や機器の重要性によって、毎回検査するものと何年かに1回の検査で済ませるものとがある。例えば、原子炉とその付属設備は1年±1カ月に1回、蒸気タービンは2年±1カ月に1回と定められている。定期検査では約60の検査項目があり、検査対象設備が工事認可申請や経済産業省令で定める技術基準に適合するよう維持・運用されているかどうかをチェックする。

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

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