設備(読み)せつび

精選版 日本国語大辞典 「設備」の意味・読み・例文・類語

せつ‐び【設備】

〘名〙 ある目的に必要な器物装置建物などを備えること。また、そのもの。
※英和対訳袖珍辞書(1862)「Season, -ed, -ing, v. a. 設備スル」
東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉五「電信を演戯場(〈注〉しばいば)に通じ、預め観場の設備を約談すと云ふ」 〔史記‐孝文紀〕

まけ‐そな・う ‥そなふ【設備】

〘他ハ下二〙 設け備える。準備する。
古事記(712)上(古事記伝訓)「告(の)りたまへる随(まま)にして、如此(かく)設備(マケソナヘ)て待(ま)つ時に」

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デジタル大辞泉 「設備」の意味・読み・例文・類語

せつ‐び【設備】

[名](スル)必要な建物・機器などを備えつけること。また、備えつけたもの。「下水設備が整う」「情報機器を設備する」
[類語]施設備える備え付けるしつらえる設ける設置装備装置完備

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「設備」の読み・字形・画数・意味

【設備】せつび

備えて用意する。〔三国志、魏、伝〕(ゐく)、(張)(ちやうばく)の亂を爲すを知り、ち兵を勒(ろく)して設備す。

字通「設」の項目を見る

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