精選版 日本国語大辞典 「官・司・長・首」の意味・読み・例文・類語
つかさ【官・司・長・首】
〘名〙
① (長・首) おもだったもの。主要なもの。また、主要な人物。首長。おさ。
※万葉(8C後)一八・四一二二「古よ 今の現(をつつ)に 万調(よろづつき) 奉る都可佐(ツカサ)と 作りたる そのなりはひを」
② 役所。官庁。大宝令の制では、省・台・職・坊・寮・署・監・府・使・庁などの名称がつく役所の総称。
※万葉(8C後)八・一六五七「官にも許し給へり今夜のみ飲まむ酒かも散りこすなゆめ」
※蜻蛉(974頃)下「助、つかさのつかひにとて、祭にものすべければ」
※書紀(720)仁賢八年一〇月(図書寮本訓)「是の時に国中に事無くして吏(ツカサ)其の官に称ふ」
※枕(10C終)一三九「除目につかさ得ぬ人の家」
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