天神島(読み)てんじんがしま

日本歴史地名大系 「天神島」の解説

天神島
てんじんがしま

[現在地名]横須賀市佐島

佐島さじまの地先にある周囲一キロたらずの小島天満宮が祀られ、「風土記稿」は神体は木像とする。天正一九年(一五九一)二石の朱印が与えられた(相中留恩記略)。略縁起によると、貞治年中(一三六二―六八)宮家出身の佐々木道人が九条家の守本尊を祀ったのに始まるとする。佐々木氏は佐島の浄土真宗本願寺派最岸さいがん(古くは西岸寺)開基とも伝え、西岸寺住職が代々天満宮の別当を兼ねた。

元文元年(一七三六)天神島の磯根漁場をめぐり、村方と西岸寺との間で争いがあった。

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事典・日本の観光資源 「天神島」の解説

天神島

(神奈川県横須賀市)
かながわの花の名所100選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

デジタル大辞泉プラス 「天神島」の解説

天神島

神奈川県横須賀市、小田和湾の入り口付近に浮かぶ小島。島名は、菅原道真を祀る天満宮があることにちなむ。

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