大黒柱・大極柱(読み)だいこくばしら

精選版 日本国語大辞典 「大黒柱・大極柱」の意味・読み・例文・類語

だいこく‐ばしら【大黒柱・大極柱】

〘名〙
民家の中央部に立つ最も太い柱。主に土間、表、内の三合にあたる柱で、建物の位置が定まったとき最初に立てられる。立初柱(たてそめばしら)
※俳諧・山の井(1648)年中日々之発句「きのえねの霜は大こくばしら哉」
② 転じて、一国・一家の中心となって支えている人物
浄瑠璃・染模様妹背門松(1767)上「片付けて仕廻ふたら跡は嫁入一段計り。今んの内に山家やの大黒柱(だいコクバシラ)
黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一「此十年の間日本の大黒柱は誰であったかと問へば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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