大根島の牡丹(読み)おおねしまのぼたん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「大根島の牡丹」の解説

大根島の牡丹[花卉類]
おおねしまのぼたん

中国地方島根県の地域ブランド。
主に松江市で生産されている牡丹江戸時代に全隆寺の住職静岡秋葉山から持ち帰り、境内に植えたことがきっかけで栽培が始まったといわれる。その後、栽培は普及、新たな品種も育成されるようになった。1955(昭和30)年頃、芍薬の苗に牡丹の芽をつぐという技術の開発にともない、全国への行商も開始、その名が全国に広まった。現在は年間180万本が国内外を問わず出荷されている。その品種は200種以上を数える。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報