大当(読み)おおあたり

精選版 日本国語大辞典 「大当」の意味・読み・例文・類語

おお‐あたり おほ‥【大当】

〘名〙 当たったことを強調していう語。
① 予想、抽選などで非常によく的中すること。また、非常な好運にあうこと。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上「博運(ばくうん)も女運も大当(オホアタ)りだ」
芝居相撲などの興行で大好評を博すこと。また、広く大成功、大繁昌の意にもいう。
※歌舞伎・助六廓夜桜(1779)「助六さんの大当り。やんややんや」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉五「今日は露西亜(ロシア)文学の大当りだ」
③ 野球で、打撃が非常に好調であること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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